【ギターの面白さって何?練習はツライ?】ギター歴25年でもやっぱり奥が深い楽器だと思う

遊び 音楽

ギターって楽器に触れてから四半世紀がすぎた。

今でもギターの奥深さに驚くことがあるし、ギターの難しさに翻弄されてる。ただね、やっぱり面白いからこれだけ付き合って来れたんだと思う。

 

ギターが家にやってきた

10歳の頃「X」と呼ばれる大人5人組が奇妙キテレツな格好で演奏してる姿をたまたまテレビで観たんだけど、純粋に「大人って楽しそうやん」って気持ちになったんだよね。

なかでも、肩から下げて手に触れると、ギュインギュイン音がする物体の正体が知りたくてソッコー近所の書店に駆け込んだわけ。

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ほほう。どうやら、これは「ギター」と呼ばれるものらしい。

それからというもの、ギターというおもちゃが欲しくてたまらない日々を悶々と過ごすことになる。と同時におもちゃにしてはとても高額であることも知るんだけど・・・。

親は「エレキギターなんて不良がやるもんだ」と古き良き時代を重んじる公務員だったから埒が明かない。(Xを見せたのは逆効果だったな)

ただ、あまりにも熱心にギターに取り憑かれてしまった自分をおもんばかって、親戚づてにフォークギターを譲り受けてくれた。

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これがギターにはじめて触れた瞬間。小学5年で10歳だったと思う。

で、早速教則本を手に入れてガチャガチャ試してみた。なるほど面白い。

はじめて弾いた曲は「四季の歌」。コードをジャカジャカ弾いて、「は〜るを愛するひ〜と〜は〜・・・」と歌った。うん。心地いい。

でも、絶対的に何かが足りないってことは薄々気づいてた。

そう。

全然ギュインギュイン鳴らないの!!

もらったフォークギターから出てくる音は「ポロンポロン」って行儀のいい音しか鳴らない。もうね、自分はギュインギュインさせたくてたまらなかったわけ

そこで自分は、当時まだ健在だった祖母にエレキギターという楽器の素晴らしさを懇々と力説。数ヶ月後には一本のエレキギターを手にすることができた。作戦勝ちである。

この日を境に自分とギターはニコイチみたいな状態になる。いつでも自分の懐にはギターがあったし、気持ち悪いくらいにギターと寄り添いまくってた。

 

ギターを知らない人はいないと思うけど

日本でピアノに次いでメジャーな楽器だと思う。しかもピアノみたいに図体がデカくないから何処へでも持ち運ぶことができる。 

ギター(Guitar):

リュート属に分類される弦楽器。指、またはピックで弦を弾くことにより演奏する撥弦楽器である。

クラシック音楽、フラメンコのほか、ジャズ、ロック、フォルクローレ、ポピュラー音楽など幅広いジャンルで用いられる。

ギターの演奏者をギタリスト(Guitarist) という。

また、エレクトリック・ギター(エレキギター)を単にエレキと呼ぶ場合も多い。

出典:ギター – Wikipedia

さすがウィキペディア。ものすごく簡潔でわかりやすい説明だなぁ。

自分が思うギターの一番の特徴って「むき出しの弦楽器」だってことなんだよね。

指板側に配置してある弦を手で抑えてもう片方の手で弾く。すべて直接手で弦に触れて音を出すから、ちょっとした所作の違いで出音にものすごい影響を与えるってことが特徴だと思う。

「Fの壁」とかね、ちゃんと抑えられないとそもそも音が鳴らないし、抑え方次第で出音にも個性が表れやすい。なんとも原始的な楽器だと思う。

それに対して、同じ弦楽器のピアノなんて「からくり弦楽器」って言える。鍵盤を叩くとあの箱の中に張ってあるピアノ線(弦)をハンマーがぶっ叩く構造。誰が押しても音が出る。同じ弦楽器でも対極にある楽器なんじゃないかな。

当時、ギターでちゃんと音が鳴るようになるまではホント必死だった。

もうね、最初は左手(抑えるほうの手)がボロボロになってたし、誰にも教わってなかったから不安もあった。ただ、それでもギターを諦めなかったのは、ちょっとずつ弾けるようになる感覚が気持ち良すぎたんだと思う。多分ドーパミン出っ放しだった。

 

ギターと共に過ごした10代はどうだったのか

高校1年ではじめてライブをして、高校を卒業してからはギターを本格的に習おうと某音楽学校へ入学。今振り返っても10代の自分はギターが生きがいだった。

ただ、ここまでくると単純に面白いってだけじゃ済まなくて、ギターを弾くことのツラさ、思い通りに弾けない歯痒さとか、正直いろんな感情も生まれたんだよね。

ライブで思い通りの演奏ができなかった時は悔しくて悔しくて・・・。そーゆー時はホント世界の終わりのような気分になってた。

ただ、それを一歩ずつクリアしている感覚はかろうじてあったから、ホントそれだけが救いだったんだと思う。当時は本当にギター演奏のレベルアップが何より幸せなことで、その他のことは二の次三の次。異常なくらいギターのことだけを考えて生きてた。

誰に言われたわけでもないのにギターをはじめて、自らが作った演奏合格ラインに苦しめられるという…。

もうね、この頃は修行僧のような面持ちでギターを弾いてたような気がする。

 

ギターが楽しくなくなった

そんなこんなで自分も「就職」という2文字を無視できない年齢になってしまう。

ギターを弾きながら生きていければ何よりって想いはあったけど、それを仕事にしようとするとテンションが上がらない。

良いギターの演奏と「お金」って全く比例しないし、世に出る売れっ子ギタリストを見ても、純粋にすごいとは思うけど、自分がそーなりたいとは思わなかった。

過去に数回ギターの演奏でお金をもらったこともあったけど、どーしてもシックリこない。そんな時、ふとギターを弾くことが楽しくなくなってることに気づいてハッとしたんだよね。

考えてみたら演奏自体も当たり障りのない演奏が増えてて、奇抜さとか面白味が極端に減ってた。ツマラナイわけだ。

で、そんな状況下でいろんな葛藤はあったんだけど、ギターとは関係のない仕事をすることを決めました。ギターは仕事以外で「楽しむ!」ってことにしたんだよね。

この時の決意はめちゃくちゃ悩んだんだけど、後になって考えても自分としては正しかったんだと思う。(思うようにしてる)

で、この日から今日までは、とりあえず「ギターを楽しむ」ってことを取り戻せてます。いや〜楽しい。

 

まとめ

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やっぱりね、ギターにはじめて触れた時とか、ギュインギュイン鳴らせた時の感動はかなり大きかった。ホント楽しい楽器だと思う。

まぁ、どんなことでもそうだけど、追求しすぎたりお金とか色んな要素が絡むと、楽しいだけじゃ済まないよね。

ただ、自分にとってギターはあくまでも楽しむもので、それ以上でも以下でもない。

だって今でもギターめちゃくちゃ面白いもん!!

ギターって、その時の心理状況とかがハッキリ演奏にでちゃうから、長年一緒に演奏してる人とかには「今日どうしたの?良いことあったの?」とかすぐにバレちゃう。

ギターは正直。ホント奴には嘘つけない。

たまたま自分ははじめた時期が早かったけど、大人になってからギターに触れても絶対面白いと思う。自分みたいな遠回りはしないと思うし、自分も何故か大人になってからのほうがギターを弾く時間が楽しくなってる気がする。

それにギターは手軽に始められるけど奥が深い楽器。

練習はそれなりに必要だけど、やった分だけ上手くなってるのが手に取るようにわかるからホント面白い。

皆さんも機会があったら是非ギターに触ってみてください。

そして、今現在ギターを弾いてる人へ・・・

ぜひ一緒に弾きましょう!

自分はいつでもウェルカムです!ジャンルは何でも合わせます!お気軽にツイッターとかコメントでメッセージください〜!

テーマは「楽しむ」ってことなので、演奏レベルとか経験は気にせず音楽で遊びましょう。やっぱ合奏は楽しいですよ!

ということで、今日はここまで〜!