コンビニへ行かないことにした (で、何が変わったの?)
僕とコンビニの出会いは唐突だった。
小学3年生の頃、家から徒歩3分の場所にコンビニチェーンの「サンクス」が突然オープンしたのだ。
元々酒屋だった店で、たまたま一週間ぶりに買い物へ出かけた時、そこにサンクスが鎮座してたと。
そう。心の準備は何もできてなかったわけです。
で、その日からは生活がね、ガラーーーッと変わった。うん。もう情け容赦なしに。
住んでた場所はそんなに田舎って感じじゃないんだけど、郊外の住宅街だったし、何というか刺激はほぼゼロ。
そんな僕らの街にサンクスが突如として現れて、まるで黒船の如く当時の小学生たちの心を掌握していく様は圧巻でした。
サンクスが小学生を変えた
サンクスのオープン前夜までは、駄菓子屋で「きな粉飴」を口いっぱい詰め込んでオエーーーーって餌付いたり、うまい棒5本の早食い競争で負けた奴がピンポンダッシュするとかね、そんな遊びをしてたわけ。(いわゆるクソガキ)
で、サンクスが出来てからは、、
ナニソレ?下品じゃね!?
って空気が一気に流れたの。
間違いなく小学生たちの意識が変わったんですよ。
みんなコンビニエンスストアにふさわしい人間になろうとして、知らず知らずのうちにハイソサエティな思想が蔓延するという事態に。
ま、カンタンに言っちゃうと、
みんなコンビニにビビってたわけ!!
都会の店がやってきた!みたいな感覚があって、お金の払い方なんかも「スマートにやらなきゃ」とかね。
そんなこんなで、そのサンクスは小学生たちの社交場になります。夏はICE GUYを食べ、冬は肉まんをほおばる。それが至上の贅沢だった。
雑誌コーナーなんかは、僕らと世の中を繋ぐ大切なパイプライン。小学生たちはみんなサンクスでゲームの最新情報とかを入手してた。
もう、 サンクスで生活が回ってる感じね。
もう本当にサンクス様々だったなぁ。
現在のコンビニ感
そんな愛すべき存在だったコンビニ。
今はどんな感じで使ってるかと言えば、ほとんど「惰性」で行ってる感が否めない。
で、何の気なしにみんなコンビニってどれだけ使ってるのかな〜って調べてみたくなった。
ちょっと古いんだけど、信憑性が高そうなソースがあったんで参照しちゃうとね、2013年の調査で「週一でコンビニを使う人」って「68.2%」だって!
思ったより少なくね!!??
https://www.maruha-nichiro.co.jp/news_center/research/pdf/20130627_cvs_cyousa_2013.pdf
これを見て「あ、コンビニやめてみようかな」と直感で思いました。もうそんな時代じゃないんだよ。
小学生の頃に求めてた情報はスマホやら何やらでいくらでも手に入るし、ガンガン間食できる年齢でもない。
冷静に考えてみたらコンビニ行かなくても生活は大きく変わらんのじゃないか?と。
よし!こうなったらモノは試しだ!
20年以上寄り添ってきた連れ合いに三行半突きつけたるゾォーーー!!
・・・とまぁ、実はですね、この試みを始めたのは2016年12月。
それから本日まで、一度もコンビニに足を踏み入れてません。
で、現在のワタクシがどーなったかというと、
めちゃくちゃ元気です。
コンビニ行かなくても元気に過ごしてますよ!(あたりまえ)
でね、具体的に何が変わったかまとめてみました。
コンビニに行かないと生活ってどーなる?
① 健康的やぞ!って気分に浸れる
必然的に例外無くスーパーで買い物して自炊することになるので、野菜を食う量が数倍増えた。
代謝の良い10代20代は通り過ぎてしまった我が身としては大歓迎!良い傾向。
心なしか調子も良いぞ!
② マジでお金が減らない
今までどんだけコンビニに支払ってたかをね、ちょっと計算してみたんですよ。
平日は平均して900円。(朝飯+飲み物2本)休日はバラバラだけど、飲み物とか間食で少なくとも500円は使ってた。
で、それを一ヶ月で考えるとね、大体22,000円とかになってんの…。うん。何というか無駄じゃね?
別に美味しいモノ食ったり贅沢してるわけじゃないのにこれだけのお金が消えてるってさ。
今はこのお金、まるまる使わなくなった。
家で朝飯食って飲み物も持参。これだけで自分の好きなモノに使えるお金が増えたって感じです。
シンプルにお金減らない。
③ 割と時間が増える
コンビニって意外と並ぶよね。
特に都内のコンビニとか通勤時間帯は大行列で毎日ストレスだった。待ってる間もぼーっとしてるあの感覚が嫌だった。スマホとか見れば良いんだけど飲み物とかパン持ってると扱いにくいし。
あの時間はホント無駄だって思ってたんだけど、それがキレイサッパリ無くなった。
早めに出社して本読んだりできるし快適だ!
④ 痩せる
コンビニやめて一ヶ月で3キロ減った。今はもう少し減ってマイナス5キロくらいかな。
でも考えてみたらそりゃそうだよねぇ。コンビニ行かないと間食がまるっと減るわけだからさ。
特にあの「惣菜パン」とか滅茶苦茶カロリー高いんだけどコンビニ行くとつい買っちゃうし。
これがなくなっただけで痩せるって、身体って素直に作られてるな〜と思った次第です。
コンビニ行かないダイエットとか作れるんじゃないかな。(ネーミングがダサいな)
⑤ 自分に勝った気持ちになる
別にコンビニが悪いってわけじゃなくてね、なんか取り決めを守れてる気がして心地いい。
人と違うぜぃ!って感覚も気持ちいいのです。
「コンビニ?あぁそんな店にハマってた時期もあったね〜。俺はさコンビニ卒業したんだよ」
って言っちゃう日が来るかもね。(100パー鬱陶しいけど)
まとめ
この記事書いてる時、コンビニに行かないデメリットも書こうと思ってたんだけど、マジで思いつかない。自分としては本当にメリットしかなかったみたい。
最新の飲み物に疎くなるとか、コンビニのシステムについていけないとか些細なことはあるけどさ、自分としてはどーでもいいこと。
で、かなり色々書いたけど、結局何が変わったかというと「無駄が減った」ってことに尽きるかもしれない。
無駄遣い、無駄食い、無駄な時間の浪費。
コンビニの存在が無駄ってわけじゃなくてね。(フォロー)
自分の生活の中で無駄だって思ってたことがサッパリなくなった。心地良いもんです。
少しだけミニマリストの気持ちが理解できたかもしれない。
ということで、今日はここまで!