センスが良い人って一体「何」が良いの?ハイセンスな人が備えてる5つの能力
最近「センス」って言葉を耳にすることが増えました。
自分もブログのタイトルで使ったりしてるんですけど、ここまでフワフワした曖昧な言葉って珍しいですよね〜。
さらにこの言葉、使い方によってはめちゃくちゃ攻撃的にもなります。
最強のマウンティング発言
仕事がらみで良く聞くんですけど、何かの対象物に対して、
「うわ〜センスないわ〜」
って発言する人が増えた気がします。
聞いたことありますか?
これって、言った側が自動的にマウンティング気味になれるから好んで多用する人がいるんですよね。
ただ、これを言った本人のセンスは完全に度外視してるという…。
そう。
ズルいんですよ!この発言は!
センスという非常に曖昧で、且つ、みんなが欲しがるものを「ない」って断言しちゃうんだから。
もはや言われた側には反論の余地がないわけです。何も言えない。
自分も20代の頃1人の先輩に言われまくって「ぐぬぬ…」と感情を抑え込むしか出来なかった苦〜い思い出があります。
言ったもん勝ち
「センス」ってキーワードは瞬間的に相手より優位に立てる魔法の言葉です。
そしてこれは確実に先手必勝。ホント言ったもん勝ちの世界です。
自分はこれまでに色んなバリエーションで攻め込まれてきました。
- 仕事できそうな先輩「この仕事はオニペタ君のセンスに任せるよ」
- オシャレ女子「あたし、センスが良い人が好みなのぉ〜」
- カリスマ経営者「センスは勉強しても身につかないんだよ」
・・・なんなんでしょうね。この高圧的なイメージは。
「センス」って言葉には不思議なインパクトと語気が高まるパワーがあるんでしょうか。
さらに「センス」ってキーワードを発した人は、暗に「センスある人」もしくは「センスを重んじる人」っていう自己ブランドを掲げてくるような印象もあります。
うーーん・・・。なんかめちゃくちゃ都合の良い言葉なんですよねぇ…。(使い方にもよりますが)
で・・・いったい「センス」って何なの?
とまぁ、色んな場面で使われるようになった言葉ですが、いったい「センス」ってどーゆー意味なんですかねぇ?
まぁ、色んな要素があると思うんです。
言葉のセンス、音楽のセンス、色彩のセンス、デザインのセンス、ものづくりのセンス、ファッションのセンス、料理のセンス、知的センス、お金儲けのセンス・・・・キリがないですね。
で、ひと言でいうとその分野に「長けてる」ってことなんだけど、具体的にどう長けてるのがセンスに結びつくんでしょう。
この記事を読んでハッとした部分があったんですが、昔はプロとアマチュアの大きな違いって「道具の力」が大きかったんだと思うんです。
例えば動画ってジャンルだと、ビデオカメラや編集機材が莫大な金額だったから、シロウトが手出しできるような状況じゃなかった。
でも今は、スマホ1台で動画コンテンツが作れちゃうわけです。
人間が努力をしなければならない性質のもので、努力や才能の差で生まれている格差は、テクノロジーでなくなる運命なんですよね。怠惰な人も容量の良い優秀な人も、ルンバがあれば掃除にかかるコストは同じ。
テクノロジーが発達すれば努力や才能で差をつけるのが難しくなるので、いい気味です。
— けんすう (@kensuu) 2017年1月28日
こういう時代に「センス」の重要性が高まるのは必然かもしれませんね。
みーんな土俵は同じ。プロもアマも使う道具はほとんど変わらなくなった状況の中で、平均的なところから突出した部分がセンスになるんだと思います。
センスが良いってどんな人?
もうちょっと具体的に考えると「この人センス良いな〜」って感じる人には、分野に関わらず共通する能力が備わってる人が多い。
完全に個人的な見解ですけどちょっと思いつくままに挙げてみます。
自分はもっともっと努力しないとヤバイなぁ・・・。
① アドリブ能力
想定外の事態に陥った時に人間の本性って出ますよね。
こういった時に「どう行動するか」「何を言うのか」って本能的なセンスで決まることが多いと思います。
この能力が高い人って普段の会話でも「言葉選び」がステキだったりしますし。
話す相手や場所が変わってもアドリブでグイグイ喋れる人は本当にセンスがあると感じますね〜!
② 美的感覚
アドリブ能力が中身だとしたら、こちらは外見の見せ方。
やっぱり見た目の印象をコントロールできる人ってセンスが良いですよねぇ。
ただこれは「人」や「ファッション」に限らず、あらゆる「制作物」も含みます。特に仕事で使う資料の見た目とかは一瞬でセンスがバレます!
さらに音楽、絵画、美術作品に感動できる能力もセンスに繋がる大きなファクターになるんじゃないでしょうか。
③ 思いやり
ひと言でいうと「人を見る目がある」ってことです。
人に対して思いやろうとしても喜ぶポイントは十人十色。それを相手によって変えながら人と関われる能力は圧倒的なセンスだと思う。コミュ強。
例えば、会話やメールなどのやり取りでも相手の人となりを配慮した言い回しを徹底してる人は本当に尊敬します。
制作物も必ず相手に見られることを意識してて、相手に好まれる体裁に整えられてたり細かな配慮がセンスに繋がってます。
④ ユーモア
どんなに素晴らしい人間性でも「まったく笑いがない人」は正直キツイ・・・。
逆に「笑いを提供してくれる人」って相当なハイセンスだと常々感じてるんですよね。
これはもう才能なのかもしれませんが・・・。
正直、この能力がある人は他の能力を全て補えてしまうくらいのセンス保持者だと感じてしまいます。
いま書いてて気づいたんですが、自分の中で「笑い」はかなり大事なセンスバロメーターかもしれません。
⑤ 柔軟性
最後にこれはやっぱり重要ですよね。
常に新しいことにチャレンジしていたり、時代のトレンドをしっかり抑えながらオリジナリティを上手く表現できるバランス感覚はセンス以外の何者でもないですね。
あとは、日々の情報の中から自分に響く情報を取りに行く「嗅覚」と情報の「取捨選択」を上手にやれてる人はセンスあると思います。
これがなかなか難しいんですよね・・・。
まとめ
いやーーーー、ヒジョーに難しいテーマでございました。
ま、自分が感じてることを書いた感覚なんですけどかなり難儀しました。慣れないテーマを書くもんじゃないですねぇ・・・。
「センス」ってある意味扱いづらい話題だし答えのないことなんですけど、1つだけ確実に言えることがあります。
それは・・・
本当にハイセンスな人は「センスないわ〜」なんて言わないってことですね〜!(根に持ってる)
ということで、今日はここまで!