【現代のコマ遊び】ベイブレードに大人もハマる理由がわかった
クルクル回すコマ。
あの当たり障りのない平和な玩具。コマを回したことがない人はおそらくいないでしょう。
でね、そんなコマをベースにしたとんでもないオモチャがあるという話を聞きました。
なんでも累計3億5千万個も売れてるとか嘘っぽいことを抜かしてるんで「盛ってるだろ」と半信半疑だったんだけど、どうやら実話みたい。
で、そのオモチャの名前は「ベイブレード」
トミカとかプラレールで有名な「タカラトミー」が販売してるんだって。
まぁ、自分もベイブレードって名前は知ってたけど、そこまで爆発的な人気だってことは知らなかったのです。
自分は小学生でベーゴマとかやってたし、それなりにコマには愛着もあったんだけど、ベイブレードが発売したのは1999年。高2の自分は完全にスルーしてたわけね。
で、そんな話を聞いてから色々調べてたんだけど、なんというか、
めちゃくちゃ欲しくなってしまった!
でね、なんか悔しかったので「子供に買う」という名目でオモチャ屋に向かったのです。
息子(5歳)にベイブレードを買ってみた
オモチャ屋のベイブレードのコーナーを確認すると値段は千円前後。ただ、かなり品薄状態ってことに驚きます。
貼り紙には、
「ロストロンギヌス入荷未定!」
とか意味不明なことが書いてある。
でも、そんなこと言われたら「ロストロンギヌス」とやらが欲しくなるわけですよ。
で、何軒かまわってなんとかゲットしたのがこれです。
これが、(当時)新発売だったベイブレード「ロストロンギヌス」
ほとんど予備知識は無かったんだけど、はじめて「左回転」のベイブレードが登場したってことで、盛り上がってたみたい。
で、対戦用にもう1つ買って、息子に(名目上)プレゼントしました。
息子は「ナニコレ?」的な表情だったんだけどお構いなし。「とりあえず遊んでみな」とひと言添えてめでたくベイブレードデビューにいたりました。
ベイブレードすごいな
その後、息子は見事にドハマりました。さよなら仮面ライダー。
もうね、水を得た魚の如く毎日回しまくってるわけ。一心不乱とはこのことかってくらい。
こんな器具を使って回すんだけど、回す時に掛け声があるんです。
「スリー・ツー・ワン・ゴーー、シュート!!!」って小寒い掛け声を言うルールなんだけど、その日から我が家ではこの声が生活の中に溶け込んでます。
で、もちろん自分も息子と一緒にやるんだけど、これね、相当面白い。ハマる。
コマを回して対戦するってシンプルなルールなんだけど、色んなギミックが施されてるわけ。
いや〜最近のオモチャはホントよく考えられてるなぁ。
こりゃ大人がハマるって話も頷ける。
「ベイブレードバー」って大人向けのお店も限定オープンしてたらしいし。
大人のための「ベイブレードバー」、2017年1月オープン – GAME Watch
そんなベイブレードの醍醐味をちょっと紹介してみます。
破壊衝動が満たされる
今販売してる「ベイブレード・バースト」ってモデルは、対戦で相手のベイブレードを破壊させることができるんです。 これを「バースト」って呼んでるのね。
これがなかなか爽快なの。
ッシャァァァ!!バーストだぁぁぁ!!って盛り上がる。
それがこんな感じ。(YouTubeに投稿してる方からお借りしました)
これ、実際に壊れちゃうんじゃなくて、衝撃でパーツが分解される構造になってるのね。
で、バラバラにされたほうが「負け」ってルール。
実際バーストってなかなか発生しないから、試合とかでこれで勝つとめちゃくちゃ気持ちいいんです。
タカラトミーさんも面白いことを考えたもんだ。
大会の盛り上がりがスゴイ
ベイブレード大会が各地で開かれたり、おもちゃ屋でイベントがあったりすると、ベイブレーダーたちが何処からともなく集結するのです。
最近は自分も息子の付き添い(という名目)で行くんだけど、まー盛り上がってるんだよね。トンデモナイお祭り騒ぎ。
まず人数が凄い。整理券の倍率が3倍とかで大会に出られないベイブレーダーが溢れてるわけです。
で、自前のスタジアム(ベイブレードを回す専用の台)を持ってきてアチコチで試合が始まるという。
もうカオスだね。ベイブレードカオス。
小学生たちはみんな目が必死だし、熱気がヤバイ雰囲気を放出しまくってるわけ。
「おまえのナッシングドライバー卑怯だよーーー」
「スプリング埋め込んでるん?」
「そうそう、吸収は弱まるんだけどスタミナ増すじゃん」
「それ無しだろ」
「これなら手回しでも100パー勝てるし」
「じゃあやろうぜー」
・・・とか、ほぼ理解不能な会話を繰り広げてるわけ。カオスですね。
造形美もなかなか
まぁ、オモチャだし結構派手めな感じなんだけど、細かいところまで丁寧に作られてる。小学生が好きそうなデザインなのかな?
ちなみにアニメも放映中で、新しいキャラクターが登場すると、そのキャラクターの使用モデルがすぐ発売されるという、鉄壁のマーケティングも施されてる。
もう小学生たちのハートは鷲掴みなのね。
(ちなみにアニメの対戦映像はかなり綺麗で驚いた)
あと、レアベイなるプレミアムのベイブレードが存在するんだけど、完全に価格が高騰してる。(1万円を超えてる)
このあたりの仕掛けも上手いなぁ〜。ここでは大人のコレクト魂にそっと火をつけてる。
まとめ
なんだかんだで、この遊びには色んな刺激があると思うのです。子供にとっては学びも多いんじゃないかなぁ。
なかには「ゲームさせるよりいい」ってことで、ベイブレードを推奨してる親御さんもいるみたいだけど、本人たちは単純に面白いからやってるだけ。
大会とかで話すとホント色んなタイプの子がいるんだよね。
- 回し方のコツを追求する「スポーツ万能くん」
- 物理的な動力を研究する「改造博士くん」
- 試合の盛り上げ役「コミュ強くん」
- 集めることに情熱を注ぐ「コレクトくん」
みんな、思い思いの付き合い方でベーブレードと向き合ってるのね。
で、1つみんな共通してるのは「ベイブレード愛」が痛いほど伝わってくるってこと。
情熱を持ってベイブレードに取り組む小学生たちをみてると、オジサンも負けてらんねーぞ!って思うわけです。(色んな意味で)
まぁ、みんな飽きたら違うことやるだろうけど、この情熱の注ぎ方を見てたら、何故だかオジサンは嬉しくなりました。
今週のお題「私の沼」だけど、我が家ではこのブームがまだまだ続きそうです。
ということで、今日はここまで!